上海 音楽フェス「MYTH 2016」 リポート
2016-05-17上海270日目
2016,05,17
やっと上海生活も落ち着いてきた!
ということで、
先週末,上海のEDM Festival“MYTH”に潜入調査に行ってきました。
長いレポートになるので、手っ取り早く見せろという方は下のYOUTUBEをご覧ください。
MYTH 2016 @ 上海
まず上海や中国の現状から。
中国の音楽シーンは進んでいるところと、とてつもなく遅れてるところの両極端です。
進んでいることはSpotifyのようなタダでどんな音楽でも聴けるサイトが溢れている点(iTunesなみに楽曲あります)、そしてアーティストやバンドは個人の活動で音楽サイトやインターネットを最大限に使って、自分のフェス出演などに多くのお客さんを連れてくるところ、これは日本や各国でも同じ状況ですが、よりDIY感が強いです。そこを大手の会社がフェスや音楽関連の仕事にチョイスするだけな感じ。
遅れているところは若い人や音楽をやってる人は別にしても、一般的な音楽の認知度がとてつもなく低いです。中国歌謡が圧倒的で、ダンスミュージック含み、各種ロックやジャンルなどの知識は相当好きな人じゃないとわからないかもしれません。街中、例えばコンビニなどでも中国歌謡か、良くてR&B的なポップスが流れてるくらいです。
そんな状況にも関わらず、上海にはすでに”STOME”というダンスミュージックフェスがあり、TiestoやSkrillexなどすごいメンツが来ています。去年のその情報を見て一度は偵察に行かなくては!と思っていたところでした。
と、前置きが長くなってしまいました。
こんな状況を含んでレポート見ていただけると嬉しいですー
まず
チケットの値段は1DAY一般で6000円くらい、VIPやVVIPだと12000円から、、
でも日本のチケットより安い!
場所は上海世博公園という場所で、上海の中心地から1時間以内で行ける場所でした。
渋谷からageHaに行くくらいな感覚かもしれないですね。
中国語がほとんどできない僕は駅から公園に行くのに完全に迷子になりました。
そこだけで2-3キロ歩いたかもしれません。。汗
と思ったら、、
VIPの入り口は違う場所らしく、反対側に戻れと言われます。。
(ありがたいことに知り合いの会社からVIPチケット頂けました。感謝)
また1キロくらい歩いて、なぜかステージ裏みたいなところからイン。。
VIPと一般の格差デカw
そしてドリンクチケットつき!!
*注意
中国元は日本の円マークと同じ表記です。
2-3枚くらいでドリンク飲めました。
400-600円くらい!
日本よりちょっと安い!
さてさて、各ステージ紹介!
この辺は動画の方がわかりやすいかと思います。
メインステージ
NEW WORLDステージはこんな感じ
お客さん的にはやはり夕方までガラガラで、夕方有名な人が出てきてから上記の写真みたいに人が入り始めた感じです。音的にはBIG ROOMからTrap, DubstepまでガッツリEDMでした。MARK JやDVBSS, Knife Partyと有名なDJ達も手を抜いてる感じはなく、お客さんも跳ねまくりですごく盛り上がってる印象でした。
お次はRESISTANCE STAGE(2ndステージ当たるかと)
こちらは見てわかる感じでクレーンに挟まれたブース!ちょっとおしゃれな感じで、ドラムン、レゲエ、ジャングルとかアンダーグラウンドな音楽とお洒落なブースで非常に心地よい感じ!アッパーでキャッチーな音楽に飽きたらユラユラ揺れに来るには最高でした!お客さんも多くはないけど音好きが集まってる感じで、僕もメインと行ったり来たりしちゃいましたね。
聞いた話だと、こちらは中国の有名なDJ達のステージのようで、上海ではなく北京や他の地方から集まってきたDJがプレイしてたようです。
こちらは普段ライブとか演劇とか見るような形になっていて、座る座席がありましたw そしてほとんどの人がフロアにはいないで、座席で座って話してる感じ。。音的にはTech HouseやDeep Houseが流れてました(僕が行った時は) このブースもガレージの中にあるステージみたいな感じで面白かったのです。外見もまさに倉庫みたいな感じで、その中にひょっこりステージあるじゃん!みたいな感じ。このステージは一般のお客さんが入ってすぐ辿り着くステージなのですが、みんなメインを目指していくので、ほとんどお客さんがいなかったです。。
会場が川沿いにあるので、見晴らしが良くて気持ちよかったですよー
実はメインでプレイした地元のアーティストの方に楽屋にも招待してもらったので、楽屋風景もパシャりw
諸々会場の盛り上がりや雰囲気は動画を見てもらう方が早いかと思います。
僕の総評として。
フェス好きや音楽好きに上海のフェスは狙い目だなーと思ってしまいました。日本から近いし、安い、そしてお客さんも日本ほどは入ってなく、でもそこそこはいるので、盛り上がり感は味わえる。(正確な人数は知りませんが1万人はいなかったと思います。)
ただ、まだまだ中国のファッシャンや、独特の雰囲気はあるので、そこを日本人の皆さんが許容できるかな?というところ。動画の通り会場に入ってしまえばそこまで感じることはないですが、行くまではザ 中国ですね。そして中国語の問題もあるので、日本から来るには、、??と考えてしまいました。英語は通じる人もたくさんいますが、街にいるおじさん、おばさんはほとんど話せないので、話せる人を見つけるのがやや大変かもしれません。
雰囲気的には圧倒的に若い子が多いので、もちろんお洒落な人や、このフェスに来るために曲や歌を覚えてくる人もたくさんいました。DJがフィルターを切ってフロアーのみんなが歌ってる時に、『各国一緒だなー』と思ってしました。笑 それくらい世界的にダンスミュージックの認知度が上がってるということだと僕は考えています。
今回、中国でも若い人を中心にダンスミュージックは圧倒的に盛り上がってきているのを実感しました。(上海は特別だという人もいますが。。)きっと来年、再来年とさらにすごくなっていくのではないでしょうか。機会があればSTOMEや別のイベントにも行ってリポートしてみたいと思います!
拙いリポートでしたが最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。
誤字脱字など見つけた方がいたらメッセージやコメントで教えて頂ければ幸いです。